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2004年 4月の出来事
設計図完成 土地売買・建築請負契約を結ぶ 地縄張り・地鎮祭
 



4月1日
職場で休憩時間、6畳の客室でテーブルや布団を仕切りにして、4畳半の空間を作ってみた。
(実は料亭勤務なので大小さまざまな部屋がある)

うーん・・・やはり狭い。2階の部屋が全部この空間だと思うといかがなものだろう?

せめて床の間まで空間があればと思い、床の間の端から部屋を眺めてみると

空間の広さの感じ方が違うことに気付く。床の間の奥行きを巻尺で計ったら40cmであった。

「せめて2階の南側2部屋がこのくらいあればなぁ〜」なんて思いながら仕事を開始した。

どうにかならないものか?たかが40cmされど40cm・・・・

4月2日

知人に昨日感じたことを電話で言う。

家全体を大きくするのは予算的に無理だと分かっていたので

「南側40cm広げれても意味ないか?」と聞いてみる。

「畳縦半分(45cm)広げるだけでも、家の南側全体が広がるから
                              空間の広さの感じ方は変わると思う。」


という意見をいただいた。坪数を計算してもらったら、ちょうど32坪になった。

前回の設計図より約2坪分建坪が大きくなる。

しかし30坪を境に柱や梁の規格が変わってしまうなど予算的に厳しいとのこと。

「あとはベランダを潰して南側2部屋を広げるならなんとかなるかも」という意見をいただいた。

念の為、32坪にしたらどのくらい金額が増えるかを聞いて電話を切った。

ちょうど坪単価分増額というところだ。悩む。

ベランダを潰してしまえば予算内でどうにかなるかも

しれないが、私のお気に入りの「Wとんがり屋根の家」ではなくなってしまう。

今宵は眠れないかも。

4月3日

仕事中、いつしか読んだ本の言葉が私の頭の中でずっとなげかけている。

「家は3回建ててみてやっと満足できる家が建つと言いますが
                                
                             貴方は3回も建てることができますか?」


「過度の値引きをしてしまい、住んでから出来映えをみて後悔してしまった。
                                    
                                東京都豊島区k・mさんからのお便り。」
そしてボ〜ッとしててハッ!!と我に返ると目の前には

丸焦げの悲惨なカレイの塩焼きが目に入った。
・・・・。

まったく仕事が手につかない。

4月4日

今夜は女房と緊急会議をした。女房もやはり後悔だけはしたくないので割増でも

家を広げた方がいいと言う。私もWとんがり屋根をどうしても捨てきれなかったので

最終的に増額分払って、南側全体を広げようとの結論に至った。

お金の方はこれ以上ローンを組みたくないので女房の貯蓄を使おうとも検討したが、

私が将来の為の準備資金もしくは蒸発資金として

まで内緒でコツコツ貯めていた貯蓄から払うことにした。

「この金だけは絶対使わない」と誓っていた貯蓄だがやはり後悔だけはしたくない。

人間どうしても欲がでてきてしまう。

4月5日

知人に増額して南側を広げると電話で伝え、これを機に

「やはりこちらの要望を確認の意味で、もう1度言っておこう。」

と思い、女房と2人で要望書を書いて届けた。

要望書といっても簡単な箇条書きだか以下の通り。
  1. 2階4部屋
    (南側2部屋がクローゼットの他に6畳のスペースが取れる場合はロフトはいらない)
  2. 対面キッチン
  3. 南ベランダ(小さいベランダでもいいです)
  4. 1階リビングは1部屋なのでクローゼットをパソコンや本をしまえるような棚をつくってほしい。
    (仕事の書類やパソコンを子供にいじられたくない為)
  5. 洗面所に洗剤やタオルを置けるような棚を作ってほしい
  6. 天井を高めにしてもらいたい。
  7. 基本的には1階の間取りはそのままで、2階の間取りの変更をお願いします
その他にモジュラーやテレビアンテナの数や配置などの希望を書く。

とこんな内容です。

4月6日

知人宅へ行き、設計図の改正を一緒におこなう。昨日届けた要望書を見ながら設計図

を見直してもらった。全部要望を受け入れてくれた。肝心の2階部分は東側にベランダが

あった間取りをそのまま南側に90度回転させて南側部分を45cm広げ、なおかつ

クローゼットを30cm狭くして6畳の空間を作ってもらった。私は、玄関(東側玄関)の上に

ベランダがある外観を気に入っていたが

南ベランダは女房の要望でもあり、南側にすることでベランダも大きく取れて

人目にもつかなくなるので納得をして、このアイデアで2階部分はお願いすることにした。

ここまでくると部屋の間取りも10cm単位での攻防である。

そして遂に私も女房も納得できる設計図案が完成した。

結局、13通りもの設計図を提案してもらったことになる。

この懸命な努力と苦労をさせてしまった施工さん達に感謝!

4月8日

不動産(土地)売買契約をする


地主でもある知人と不動産売買契約書を書いてくる。

不動産屋の仲介は入らないので、仲介料が発生しないのは大きい。

帰宅して、あらためて土地売買契約書を見ると家を建てる実感が湧いてきた。

手付け金⇒50万円
印紙代⇒1万5千円 出費

4月14日

正式な設計図が完成したとの電話あリ。

そして見積書もできあがる。

さっそく取りに行き、設計図を眺める。楽しみになってくる。

帰り道、うれしさのあまり右折禁止道路を右折してしまい警察につかまる。

道路交通法違反反則金⇒7千2百円 出費
見積り書の見方

4月19日

女房がビルトイン形の食器洗浄器が欲しいと私にダダをこねてくる。

かわいい女房の為(本心です)私はこれを受け入れる。もちろん費用は女房の貯金から。

アタリマエダコノヤロー

4月20日

電話で食器洗浄器の追加注文する。

4月22日

雑誌を読んで思ったこと
家の雑誌を買ってインテリアや家具の配置など参考にしてみる。

どの家も個性豊かでかっこいい。

どれどれ坪単価は・・・うぁ〜すごい60万!ゲッ!!80万!

・・・・。

私には到底、手が出せる金額ではない。

しかしソファーやテーブルの配置や壁と家具の色合いなどはとても参考になった。

本を読み終わってひとつ気になったというか共通していることがあった。

「2階は大きな部屋を1室作っておいて、将来、子供部屋を作る場合は壁を作るか又は

クローゼットなどで部屋を区切るようにする。」とか

「はじめから区切るつもりはなくいつでも家族の気配をどこに居ても感じられるつくりにした。」

これが現在の家作りで、主流的な考え方なのだろうか。

私の家の場合、子供が3人いるという要因もあるが2階は4部屋を無理やり取った。

しかも北側2部屋は空間的には4畳半位のスペースである。
(そのうちの1つの子供部屋はロフトを付けてもらい天井をめいいっぱい高くして対処してもらったが)

私の考え方として子供達には狭くても完全に独立したプライベートな空間を提供したかった。

今はまだ子供達が小さいからいいけど子供達が中学、高校生になったら、

はたして兄弟もしくは親と空間がつながっている部屋にいてどう思うだろう?

少なくても私が高校生だったら嫌だ。
彼女だって呼べねーよ・・・


私の家族構成(子供⇒長女9歳・次女7歳・長男5歳)で自分なりに将来を考えた。
  • 子供部屋に壁を作り、それぞれの独立した個室を与える。⇒4年後
  • 子供達が自立して家を出て行き(予定)
    壁を取り壊して1つの大きな部屋を作る。⇒10年〜15年後
と、こんな雑誌とは逆行的な考え方で私の家は無理やり4部屋を作った。

施工さんも最初はこの4部屋の提案に「狭くなるからやめた方がいいよ。」

という意見だったが将来、壁を取り壊して大きな部屋が作れる構造にしてもらうことで

納得してもらった。そして施工さんの

「2階の部屋はどれも細々してしまうから1階は大きなリビングダイニングを1部屋作ろう。」

という提案は大賛成だった。一番家族が行き交う空間だし。

しかし、子供達が私達親になついてくれているのも今のうちだけ、この時間は大切にしたい。

だから住み始めてからの当面は



自然に子供達が集まってくるような魅力のある、
                         
                        リビング・ダイニングを作りあげたい。

ボソッ…テレビはリビングに1台置くだけ・・・

と思う。

この逆行的な考え方に皆さんは、どう思うのだろうか?

私は今でも‘無理やり2階は4部屋’の考えに後悔はしていない。

4月23日

現地でライン引き(地縄張り)をして建物の位置確認をする

ライン引き⇒家の外形に沿って杭を打ち、縄を張り
        敷地と建物の位置確認をする作業である。
        そして敷地の境界線から家の外壁までの距離を確認したり
        合併浄化槽設置などの位置確認をする。
雨上がりの中、私の都合で施工さん達に朝早くから来てもらいライン引きをする。

「えっ、32坪ってこんなに小さいの?」これが率直な感想だった。

これを知人が察知したのか私に

「基礎まではどうしても小さく感じてしまうよ、建物が建つとまた感じ方も全然変わってくるよ。
 
 基礎の段階で大きく見える場合はそうとう大きな家が出来るということだ。」


正直、半信半疑のままライン引きが進んでいく。

南側の庭はなるべく広く取りたかったので(幅5m)これを第一に考えてもらい

建物の位置を確定した。東側に全体を10cmだしてOKとなる。

予想以上に東側の敷地が(駐車場予定)広かったのには驚いた。

普通車4台は駐車できそうだ。

4月24日

施工さんに内緒で現地へ行き、昨日ライン引きしをした縄の長さが

本当に図面通りの長さなのか巻尺で測ってみた。
(ここに書いてしまえば施工さん達にはバレバレなのだがあえて正直に書こう。)

うーん・・・図面と1cmも狂いは無い・・・・

えっ?あっ、いや、別に疑っていたわけではないけれど、

「・・・・・。」

「施工さんたちごめんなさい!!」
もうこういうことはしません・・・


4月27日

地鎮祭を行う

大安の今日、地鎮祭を行った。T氏の部下で営業所長であるC氏が違う現場からかけつけて

くれて初顔合わせをする。以前、施工さんから

「地鎮祭や上棟式にお金をかける必要はないよ」

とアドバイスをしてくれたので、ささやかに行なった。
(これは後でとても良心的だったということに気付く。下のチェックポイント参照


地鎮祭に必要な竹や縄、飾り物は施工さんたちが用意してくれて

私(施主)が用意したものは神主さんに奉納する初穂料と米と塩、酒1升、

尾頭付きの魚と野菜や果物を5種類用意しただけ。資金的には助かった。

午前9時に神主さんがやってきて式が始まる。神主さんが拝みながら矢を四方に放ったり、

剣を振り回したり、「歳のわりにはなかなかやるな!このおっちゃん」

なんて思いながら式は豪快に進んでいった。

が、しかし・・・

神主さんの声も大きくなり、拝みもクライマックスに到達しようとした時、

いきなり神主さんが拝みを中断してしまい「どうしたんだ?」と思った瞬間、

神主さんがくるりと振り返り笑顔で私に

神主「あの〜施主のお名前はナンだったっけ?」

  「へっ?○○ですけど!」

一生懸命拝んでもらってたのに肝心な施主の名前を忘れて拝んでいたなんて・・・・

まわりの施工さん達も笑いをこられて肩がカクカク震えているのがよく分かる。

神主さん、楽しい地鎮祭にしてくれてありがとう。いや、嫌味を言っているのではなく

楽しく式が出来たことに感謝。

拝みも終わり祭壇の手前にある、草を天辺に植えた盛り土に私が

鎌で草を刈るマネをして、続いて施工さんがシャベルで土を掘るマネをして

皆で祝杯を一口飲んで終了。時間にして約30分くらいの式でした。
神主さんへの初穂料⇒1万円
魚や・米などお供えにかかった費用⇒約2500円 出費
地鎮祭が始まる。風の音だけが聞こえる静寂の中
神妙に神主さんの拝みが始まった。
「えい、えいえぇ〜い!!」と刈初めの儀。
正直少々恥ずかしかった。
施工さんが穿初めの儀をする。
ここまでくると
クライマックスである。
ライン引きの縄が見えるでしょうか?

   地鎮祭について


工事請負契約を結ぶ

夜、施工さんと工事請負契約書を記入してくる。

支払いは通常、契約時、上棟後、引渡し後と3回に分けて払うそうだが

私は都合により、上棟後、引渡し後の2回払いをお願いして快く了解してくれた。
印紙代⇒1万5千円 出費

4月28日

遣り方・水盛り・墨入れをする

遣り方ライン引きで作った地縄の外周にそって角材を打ち込み
      主要部分の柱や壁などの位置を決める作業。
水盛り⇒木枠を四方に組み測量器を使い、工事に先立ち
      建物の水平基準を確認して、決める作業。
墨入れ⇒木材やコンクリートは鉛筆で書くことが出来ないので墨を使って
      建物の柱や窓枠などの距離や配置を図面を見ながら印を付けていく作業。
      大工さんはこの印を頼りに柱などを建てていく。
水盛りの木枠である。地面から
平行に打ちつけてある
木の高さまで基礎がくるそうだ。
約60cm、想像以上に基礎が
高いので驚いた。
そしてゴールデンウィーク明けには本格的に着工が始まる!
それにしても設計図が出来上がってから水盛りまで早かった。

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