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2006年12月の出来事

筋交いと補強金物チェック

12月16日

 筋交いと補強金物チェック


 木造軸組工法において耐震性能を向上させる為にとても重要なもの・・・。


それは筋交い補強金物


家は地震や台風などの際に横から加わる力(水平荷重)に耐えていかなくてはなりません。

筋交いや補強金物は横からの衝撃に抵抗するだけではなく

柱の歪みも防いでくれる役割をしてくれます。


このとても重要な代物を素人なりにちゃんと設置されているかチェックしてみました。

筋交いとは

柱と柱の間に対角線に取りつけられる補強材。


”はなれ”は片側方向のみに筋交いを取りつける

片筋交いで補強されています。

切り込みを入れた間柱にはめ込まれています。


筋交いが入った壁を耐力壁と呼ぶそうで

家の面積や形状によって

どれだけ設置が必要なのか建築基準法

規定されているそうです。

参照 All about 住宅用語集 必要壁量

筋交いには片筋交いの他にも

×印のように取り付けられる

たすき掛けと呼ばれる筋交いがあります。

2種類の組み方があるのですね。

”はなれ”にはたすき掛けが見られませんでした。

続いて補強金物チェック↓

筋交いと柱・土台の接合部に取り付けられる

筋交いプレート

筋交いが柱から外れないようにするためと

接合部をよりいっそう強固にする大事な補強金物。

柱・胴差し、梁などの仕口(All about)部分を

緊結する羽子板ボルト


部屋の四隅(水平に直交する部分)に取りつけられる

火打ち金物(All about)

左写真は金属製ですが

木製の火打ちを使用する場合もあります。

柱と土台や梁などがT字やL字に交差する部分には

山形(V字)プレート


垂木と母屋・梁などの横架材と交差する部分には

ひねり金物

垂木が骨組みにガッチリ固定されて

屋根が吹き飛ぶのを防ぎます。

床を支えている大引きをさらに鋼製(All about)で補強。

コンクリボンドで束と基礎が接着されています。


昨夜、またもや一降りされちゃって

基礎が濡れてしまい残念(泣

金物チェックで1つ気になることがありました。オニハウスの時には

四隅にくる重要な柱(通し柱)にホールダウン金物(All about)が取り付けられていましたが

”はなれ”にはありませんでした。

アクトに聞いてみると、

通し柱を設置する時は使うけど、

はなれは1階の平屋で通し柱が無く、規模も小さくので使わなくても問題ないそうです。

・アンカーボルトが一定の間隔に並んでいて、しっかり固定されているか

・筋交いが必要量あるか

これらの方がずっと大事なのだそうです。


ちょっと(かなり?)あせりましたが一安心しましたよ(笑



耐震性を強める筋交いと補強金物

とても重要な代物ですが


家が完成しちゃえば見えなくなってしまうので


これから家を建築される方は是非、写真に残しておきましょう!

完成後、万が一に家が傾いちゃって訴訟を起こす時にはとても役にたちますし・・・(おいおい


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