建築家主導の“ほぼおまかせ”にした理由
私は家を建てるにあたり、致命的な失敗をしてしまいました。それは
“正式な設計図と見積書も完成しないうちに銀行で融資金額を決定してしまった”ことです。
↑馬鹿ですね(苦
これにより、建築家と私が考えていた間取りや見積りを大幅に狂わせてしまい、決定融資金額と
自己資金を合計した予算内で家が建てられるように軌道修正をさせてしまいました。
しかし限られた予算内でも、より良い家をつくろうという考えで、間取りや家の外観などの基本図面は
私の要望を受け入れて採用して頂き、建具などの詳細部分は建築家さんが模索していきながら
私に提案していく建築家主導の“ほぼおまかせ”という形ではじめからすべてを決めてしまわずに
スケジュールを進行させていきました。
しかし私は当初から建築家さんにおまかせしようという気持ちもありました。
理由として↓
○私と建築家さんは既に6年間の付き合いがあり、その中での人柄や信頼性をよく熟知した上で、おまかせすることが
出来ました。やはり施工業者を良く知らないと、いくら素晴らしい建築家と聞いても不安です。
○私も職業柄良く思うことなのですが“素人が本を読んだりして知識を増やしても所詮プロにはかなわない”
とう気持ちがあります。素人にはプロの“経験”がない。事実として、私の考えた提案より施工さんの発想のほうが
格段に良かった。
最初からすべてを決めてしまわず、おまかせしてよかったこと不安になったこと。
良かったこと
○着工後にも新しい素材を見つけてもらったり、新提案が浮上して採用されたり当初の完成図よりも想像以上に良い家が
建てることが出来ました。
不安になったこと
○やはり完成後の家の姿が完全に把握できなかったこと。しかしこの不安も最初の段階だけで家が出来上がってくるうちに
解消されていきました。
おまかせするという決断は私の場合は成功しましたがかなりの勇気が必要です。
ある意味、博打と同じです。
当たり前だとは思いますが、一般的なスケジュールで進行していくのがよろしいかと思います。
一般的なタイムスケジュールの進行と私のタイムスケジュールの進行の違いを比較↓
一般的 |
支払いスケジュール |
私 |
支払スケジュール |
敷地調査及び
施工業者選択 |
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敷地調査及び
施工業者選択 |
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↓ |
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↓ |
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施工業者と
間取り計画 |
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正式に施工依頼もせずに
概算の見積りを出してもらう
というか聞く。 |
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↓ |
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↓ |
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施工業者と
資金計画 |
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融資申込みと融資の
決定をしてしまう。
(銀行) |
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↓ |
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↓ |
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基本図面
概算見積書
を出してもらう |
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基本図面
概算見積書
を出してもらう |
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↓ |
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↓ |
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施工業者と契約
(建築請負契約書) |
手付け金
(工事請負契約書
の金額のうち1/3支払う) |
施工業者と契約
(建築請負契約書) |
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↓ |
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↓ |
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詳細打ち合わせ
(電気・コンセントの位置
設備・間取り・クロスの色
など決める) |
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本設計図は出して
もらうが建具や外壁など
の詳細は予算内で
施工業者の手探りで
進めていく事に決定。 |
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↓ |
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↓ |
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最終仕様確認
本設計図・本見積書完成 |
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建築確認申請(業者側) |
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↓ |
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↓ |
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融資申込み
と融資の決定。
(銀行や公庫など) |
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着工(工事開始) |
上棟後銀行の決済時に
建築請負契約書の
金額のうち2/3払う
土地代を払う |
↓ |
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↓ |
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建築確認申請(業者側) |
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竣工(工事完了) |
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↓ |
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↓ |
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着工(工事開始) |
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検査 |
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↓ |
上棟後銀行の
決済時に
建築請負契約書の
金額のうち1/3払う
土地を購入した場合は
土地代を払う |
↓ |
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竣工(工事完了) |
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引渡し(最終金を支払う) |
建築請負契約書の
金額の残高を払う |
↓ |
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検査 |
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↓ |
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引渡し |
建築請負契約書の
金額の残高を払う。 |
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