我が家の2階は15.3坪の空間に4部屋もあるという規模からいっても最近の家ではあまり 見かけない珍しい間取りになっています。 そのうち3部屋は子供部屋なのですが、子供部屋は子供と共に成長をしていき、 住み続ける中で1番変化の激しい空間と言われています。 ”大きめのワンルームを作っておいて子供の成長と共にレイアウトをしていき、 そして子供たちが思春期をむかえ、自立心の芽生えと共にそれぞれに個室を与える” というのが現在の家作りで主流な考え方だと思います。 しかし我が家の場合、子供たちもあと数年で年頃になってしまうこともあり、完全に独立した プライバシーが守れる空間を私は提供したかったので大きなワンルームを1部屋つくり収納棚など で区切ろうかとも迷いましたが、2階は4部屋をはじめから作りました。 コミュニケーション不足にならないか?親の目が届かなくて大丈夫か?子供がひきこもらないか? なんて言われたことがありますが、もともとそんなに大きな家でもなく、間取りがとてもコンパクトに まとめられているので今のところ、そのような心配はありません。 そして子供の為に家を作ったといっても過言ではないのですが親子、兄弟が一緒に生活するのは 長い人生の中で考えると、ほんの少しの間です。結局、この家に長く住み続けるのは私たち夫婦 2人です。だから子供が独立した後は、部屋が物置化しないように、生きた部屋でありつづける ようにすることも重視しました。 構造の面からいうと、特に2階部分は壁を取り壊して大きなワンルームを作ったり、急に親と同居をすることになった場合などを考え、増改築がしやすい設計になっています。 これも在来工法(木造軸組工法)のおかげです。 建築家さんは、2階を「普通の家」と呼んでいます。コストを抑えている空間です。 それでは生活観がかなりにじみ出ていますが(汗 “普通の家”をどうぞ |
階段下から 階段を上がりきると ベランダに続く引き違いサッシがあります ここから差し込む光のおかげで 階段はとても明るい印象を与えてくれます 絶妙な配置です |
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2階に到着 右側に見える扉が牢獄トイレです。 2階トイレの配置は設計の中で1番悩ませた この家の唯一、苦肉の策の配置となっています。 (ホールのすぐ上にトイレがあるのですから笑) ベランダの引き違いサッシと対角線上にある 階段奥のオペレーター付きの 縦滑だしサッシとを同時に開放すると、 2階の風通しがものすごく良いです。 |
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2階の廊下は2畳弱しかありません。 間取りがとてもコンパクトにまとめられているので 全く余分なスペースがありません。 言い方を変えれば ゆとりのあるスペースはありません。 |
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2階の天井はすべて 廻り縁です。 廊下天井の廻り縁下にある 織物柄の帯状クロスが ワンポイントになっています |
子供部屋その1 ロフト付きの4畳半部屋。 |
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この部屋だけ斜天井になっています 視覚的に4畳半の空間とは思えない 広さを感じさせてくれます しかし夏は屋根からの熱が 直接部屋の中に伝わるので 他の2階の部屋に比べると 少々暑いですね 斜天井を採用する場合、 できれば天井付近に熱気逃し用の 換気窓を取り付けておくと良いです 我が家はFIXの小窓ですが・・・(苦 |
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ロフト 1畳のスペースがあります 私でも余裕で寝ることができるのですが ”もう少し広くてもよかったかなー” なんて思います セミダブルベット用マットレス の半分だけ家具屋から買ってきて ロフトに置きました 大きさが丁度よいです(笑 |
子供部屋その2 6畳のスペースです。 天井高は2m70cmですので 通常の6畳よりは広く感じます。 |
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建築時に机の高さを測って 取り付けた小さな突き出し小窓。 綺麗に収まりました。 部屋はグチャグチャです♪ |
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高さ2m40cmのクローゼット。 高さと幅は申し分ありません。 奥行きが60cmなのですが 大人の服を左下の写真のようにしまうと 服と扉がピッタリとなってしまいました。 最低奥行き70センチは欲しいところです。 これは私の失敗です。 またこのクローゼットと壁を取り除けば 和室とこの部屋が1部屋となり 約12畳の空間を作ることができる 構造になっています。 いざ取り壊して大きな1部屋を作る時、 ”構造上、この柱だけ取り除くことが 出来ずに部屋の中心に残ってしまう” なんてこともあるので設計の段階で 考慮をしておかないといけません。 |
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子供部屋その3 間取りは子供部屋その2と 全く同じです。 |
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4畳半の和室。 天井高2m70cmですが この部屋はやはり狭く感じてしまいます なるべく物を置かないように心掛けてます 当分の間は私たち夫婦がただ寝るだけの 空間になりそうです |
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この和室は子供たちが独立した後、 私の書斎部屋として使う予定です なのでLANケーブルが引けるように 配線工事だけはしておきました。 |
屋根裏収納 とても重宝しています 屋根裏(小屋裏)は、まだまだ スペースがいっぱいある隠れた空間です 後付けもできるので 今の部屋の形はそのままで 大きな収納スペースを 作ることが可能です 新築をする方はもちろん、 リフォームを考えている方も ぜひ検討してみてください |
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木製折りたたみ式の手動ハシゴです ボタンを1つ押すだけで 自動で昇降するハシゴなど、 この部分もコストをかければ きりがないのですが 毎日開閉をするところでもないので 私は手動のハシゴで十分だと思います 収納として使用する屋根裏小屋であるのなら ここにコストをかけないで 他の部分にまわしたほうがよいのでは? なんて私は思います ちなみに我が家の 天井収納はしご+開口・補強・取付け 工事費は 148000円也 建築家さん曰く 我が家の屋根裏収納は 価格的に ”高くもなく、安くもなく”だそうです 価格もピンキリだそうです |
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屋根裏小屋の中。 屋根の構造から間口が 少々狭くなってしまいましたが 約5畳のスペースがあります 左奥に空間が広がっています コストを抑えたいので 壁はコンパネの打ちっぱなしです ここの木の香りを嗅ぐと いつも上棟式の頃を思い出します(笑 窓を取り付けたり 内装工事をすれば 立派な小屋裏部屋 にもなりますね |
ベランダ。 3畳半のスペースです。 両側が壁で立ち塞がっている為、 圧迫感がありますが 洗濯物干しなど支障はないです。 もし、南側に増築した場合、 このベランダは渡り廊下の役目を 果たしたり、面白く化けそうです。 |
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両壁が周辺からの視線を遮るので プライバシーが守れるベランダです |
玄関上とこの部分だけ 羽目板を採用しています。 ベランダの手摺りも 将来はウッド素材にする予定。 |
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