和室の用語と構造について

和室は書院造り、または書院造りを簡略化した様式です。

書院造りとは、室町時代に発生した僧侶や貴族、上級武士などの住宅形式で「銀閣寺」に代表されます。

主室に書院、床、違棚などを備えた建物の様式をいいます。

◆和室の用語と構造



(1)【床の間】

茶室や座敷の正面奥の掛け軸や花、香炉を飾る空間のこと。

(2)【落とし掛け】

床の間の上部の小壁を受ける床と平行に入れる横木のこと。

(3)【下げ束(さげづか)】

床脇にある天袋の襖の戸当たり部分や、床の間の小壁に設ける束
(短い垂直材)のこと。

(4)【書院】

床の間と縁側との間に設ける窓形式の座敷飾りのこと。昔は造り付けの机の意味もあり、ここで読書をしました。

(5)【床板(とこいた)】

床の間の床に張る地板や畳のこと。座敷の地板(畳)の仕上げ面と同じ高さにする形式と一段高くする形式があります。

(6)【床框(とこがまち)】

床の間を座敷より一段高くする場合に用いる仕上げ材のこと。

(7)【床脇】

床の間の脇に設けられ、(8)【地袋】、(9)【違い棚】、(10)【天袋】で
構成される。

(8)【地袋】

床脇の床面に接して設ける背の低い袋戸棚のこと。袋戸棚とは、引き違いの襖(ふすま)をつけた戸棚のこと。

(9)【違い棚】

床脇に2枚の棚板を段違いに組み合わせて設ける飾り棚のこと。

(10)【天袋】

床脇の違い棚の上部や押し入れの上部に付けられた袋戸棚のこと。

(11)【床柱】

床の間と床脇棚の境にある床の間を構成する中心的な化粧柱のこと。

(12)【鴨居(かもい)】

障子や襖などの引き戸を立てこむための溝が掘られている横木のこと。敷居と対をなすものです。

(13)【小壁】

幅の狭い壁のこと。鴨居(かもい)の上にある狭い壁や吹き抜きの左右の細壁などをいいます。

(14)【竿縁】

天井を下から支えるために用いる細い部材のこと。

(15)【地板】

床面と同じ高さに敷かれている板のこと。その他に床脇の違い棚や付け書院の床になる幅広の化粧板も指します。

(16)【敷居】

部屋をわける境の部分に敷いた横木のこと。障子や襖などの引き戸を受ける材で鴨居と対をなすものです。

(17)【長押】

鴨居の上部に取り付けられる化粧材「内法長押」のこと。

(18)【回り縁】

天井と壁が接する部分に納まりのために取り付けた見切り部材のこと。

(19)【無目(むめ)】

敷居や鴨居で溝のないものや欄間の敷居のこと。

(20)【欄間】

天井と鴨居の間に、採光や通風を目的に設けた開口部のこと。 部屋と部屋の境に入れるものを「間越し欄間、書院欄間」、部屋と縁側の境に入れるものを「明り欄間」といい、透かし彫りを施すなどのデザイン性の高いものも多くあります。

『出典:ザ・ハウス@住宅知識』

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